全国NPOバンク連絡会
事業概要
NPOバンクのネットワーク形成とサポート、法制度等に関するアドボカシー活動等
事業実績
2006年に制定された金融商品取引法では、NPOバンクを念頭に置き「出資者がその出資又は拠出の額を超えて収益の配当又は出資対象事業に係る財産の分配を受けることがないことを内容とする当該出資者の権利」(同法2条2項5号ロ)を適用除外としたので、この問題についての危機は回避された。
さらに2006年の貸金業法改正時には、参議院財政金融委員会の附帯決議として「市民活動を支える新たな金融システムを構築する観点から、法施行後二年六月以内に行われる見直しに当たり、非営利で低利の貸付けを行う法人の参入と存続が可能となるよう、法律本則に明記することなど必要な見直しを行うこと。」が盛り込まれた。
これを受け、2007年11月に公布された内閣府令では、(1)非営利法人、(2)低金利(7.5%以下)、(3)貸付内容等の情報開示、(4)貸出目的の公益性(NPO法17分野向け・生活困窮者向け貸付けを主目的)などの要件を満たせば、貸金業者登録のための純財産要件は純資産額500万円以上等で可となった。
組織情報
- ・法人・団体名:全国NPOバンク連絡会
- ・住所:東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル502 東京コミュニティパワーバンク内
- ・電話番号:03-3200-9270
- ・FAX番号:03-3207-1945
- ・メールアドレス:info@npobank.net
- ・URL:http://www.npobank.net/
インタビュー
- 答える人
全国NPOバンク連絡会
事務局
多賀 俊二
I 動機について
- Q. なぜこの事業を始めようと思ったのですか。きっかけとなるような出来事などがあれば教えてください。
- A. まずは、2004年7月に「NPOバンクフォーラム」が札幌で開催されることで、初めて各NPOバンクの横のつながりが意識されるようになったこと。
そして、2004年10月に未来バンク事業組合を訪問した際、2004年12月の証券取引法改正による「みなし有価証券」規制によって、NPOバンクで通常利用される「民法上の組合」の出資持分について、(1)50人以上への募集かつ1年間で1億円以上の出資を集めた場合、(2)2006年6月1日時点で出資者が500人以上の場合、継続開示および外部監査という重い義務が課される危険性が未来バンクの担当者より示されたことです。
- Q. 事業を始める、または続けていく上で影響を受けた人、言葉などがあればお教えください。
- A.まずは、全国のNPOバンク担当者です。NPOバンクが全国に広がっていることがバンク連の何よりの必要性となっているからです。
次に、専門家、金融審議会委員など、バンク連の活動を有意義と認めてくれる人が確実にいらっしゃることです。
また、海外にはNPOバンクに類似した活動(ヨーロッパのソーシャルバンク、アメリカ・イギリスのCDFI(コミュニティ開発金融機関)など)が数多く存在していることが励みになっています。
II 独創性について
- Q. 貴団体がこの事業をやる意味(独創性)は何ですか。
- A. NPOバンクの活動を社会に位置づけ、大きく発展させることで、社会的企業や社会的に排除を受けた人などへの資金循環が円滑になるだけではなく、市民の手で金融に関与することが可能になります。「口で表現するよりカネで表現した現実が実現する」という田中優さんの言葉にあるように。今の社会で、政府や大企業しか関与できないかのように思われている金融の世界に風穴を開け、市民金融という新しい領域の可能性を開く意義は大きいのではないかと考えています。
- Q. 貴団体の事業が独創的であることで何が弱みになりますか。
- A. 市民が金融に関与すること自体の意義への認知が弱く、しかもNPOバンクの規模がまだ小さい現状では、NPOバンクの可能性自体に限界があると見られることがあります。
特に信用金庫や銀行がNPO向け融資を始めたというニュースが流れると、「銀行などに任せたほうがいいのでは」と言われてしまうこともあるのです。
しかしNPOバンクが発展していくことで、おのずとそうした偏見は消えていき、「銀行もNPOバンクと協働したほうがいいのではないか」と世の見方が変わってくるのではないでしょうか。
III 関係性について
- Q. サポーターの皆さんにお尋ねします。
全国NPOバンク連絡会との良好な関係を今後も続けていきたい、応援したいと思う理由や、そのように思うきっかけとなった出来事などがあればお教えください。 - A.Social Investment Fund for Cambodiia (SIFC)
Kono, Satoko
It has been great to be a part of npo bank network. We are fairely new, just started few months ago. Since the beginning, they extend all possible helping hands and encouragement to our new venture. Though we are currently focuing on developing countries, we hope to create new movement of sociial finance in japan, together with npo bank network. - A.NPO会計税務専門家ネットワーク
専務理事 公認会計士 加藤俊也
NPO会計税務専門家ネットワーク(略称:@PRO)は、NPOを支援しようという公認会計士、税理士などの全国ネットワークで現在、約300名が活動しています。
http://www.npoatpro.org/
NPOバンクは、資金の提供とともに、金融の機能である、事業へのアドバイス、コンサルティングを行う役割を持ち、NPOの行う非営利事業や社会的企業にとって、ぜひとも必要な存在です。
お金の動くところには会計・税務の専門家の役割も必ず出てくるので、バンク連の設立以来、参加してきました。
今後も、協力して、非営利事業や社会的企業によって世の中を変えていくお手伝いをしたいと思っています。 - A.未来バンク事業組合
田中 優
NPOバンクが社会的に認められていくためには、全国NPOバンク連絡会の活躍が欠かせないと思っています。多くの人たちの支えのおかげでバンク連は活性化しています。こうした多分野の人たちの協力こそが市民活動の源泉だと思います。これからも一緒にがんばっていきましょう。 - A.一般社団法人天然住宅
井上 あいみ
私自身、NPOバンクに関わりはじめ、お金に対する考え方が180度変わりました。以前
は、お金を稼ぐことも、使うことも、後ろめたい気持ちでいっぱいだったのです。
「どうやったらお金の存在に振り回されずに、生きていけるのだろう」。そんなことばかりを考えていました。
しかしNPOバンクと出会い、大切なのは「お金の使い方/使われ方」だと知ってから、未来を良くも悪くも変えていけるお金というツールに大きな可能性を感じるようになりました。
実際にNPOバンクから融資を受けた人たちに会いに行くと、笑顔や活動の先に、自分たちが実現したいと思う「未来」の形をはっきりと感じることができます。「けっして人任せにせず、自分たちの未来は自分たちで創っていきたい」。そんな想いをNPOバンクは融資を通して応援しているのです。
主役はいつでもプレイヤー。そのプレイヤーをインフラとしてNPOバンクは支えています。今の社会にとって、それはとても必要な機能だと思うのです。
全国NPOバンク連絡会を応援したい、様々なかたちで協力したいと思われるかたは、ぜひお問い合わせフォームからメッセージをお送りください。信頼資本財団経由でお届けさせていただきます。







